【考察】けものフレンズ(ネタバレあり)

セルリアンに食べられたサーバルをかばんが助けに行くシーン。

走って、木を登って、空を飛んで、泳いで、サーバルを助けた。

足は遅い、木は登れない、空は飛べない、泳げない、ダメダメだったかばんが。

8話でペパプライブを見るために木に登っていたのを思い出した。

きっとサーバルに教えてもらったんだろう。

 

セルリアンに食べられて輝きになってしまったかばんをサーバルが助けるシーン。

火を付けた紙飛行機を飛ばして、かばんを助けた。

地図をケースから取り出すことすらできなかったサーバルが。

1話でヨレヨレの紙飛行機の山を抱えていたのを思い出した。

きっとかばんに教えてもらったんだろう。

 

というわけで、結局何が言いたいかというと、二人は短所を克服したということ。

かばんとサーバルはお互いに短所を補い合っててすごいとか言ってた自分が恥ずかしくなった。

二人は旅の間ずっとお互いの良い所を見て、真似して、吸収して、努力して、自分のものにした。

時が止まったようにゆっくりと飛んでいく紙飛行機を見ながら俺はそれを理解して泣いた。

そしてボスが海に沈むシーンで当然泣いた。

ただ、ボスの遺品を拾ってかばんとサーバルが泣くという感動シーンを一瞬でギャグに切り替えるあたりはやっぱり『けものフレンズ』だなあという感じ。

このアニメは何が何でもハッピーエンドで終わらないと、という意志を感じる最終回だった。

 

なんか相当ヤバい文章になってる気がするけど久々にアニメの感想というものをガッツリ書けて満足した。

次はこういうクサいやつじゃなくてひたすらこのキャラがかわいいみたいなことを言い続ける感想を書きたい。

【考察】けものフレンズ(ネタバレなし)

けものフレンズ』というアニメがある。

この作品を、動物の擬人化みたいなキャラクターがチープなCGで動いてて知能の低そうな会話を繰り広げているシュールなアニメと認識している人がもしいたら今すぐに改めた方がいい。

俺はこの認識のまま軽い気持ちで『けものフレンズ』を見てしまったんだが、全然そんなもんじゃなかった。

この作品にはキャラ、伏線、日常、ギャグ、音楽など様々な魅力があるけど、その辺はもう散々語り尽くされていると思うので、俺は先日の記事で触れた「みんな違って、みんないい」という観点からこの作品の魅力について説明していきたい。

 

まず最初に主人公のかばんとサーバルが出会い、かばんが何のフレンズなのか判断するために身体能力について調べたところ、足は遅い、木は登れない、空は飛べない、泳げないというダメダメっぷりを見せるところから物語は始まる。

そこでサーバルがかばんに言ったセリフこそが、かの有名な「フレンズによって得意なこと違うから!」である。

このサーバルの底抜けのポジティブさがこの作品を支える大きな要素だと思う。

そして、しばらくかばんと共に行動するうちに、サーバルが段々とかばんの長所に気付き始め、セルリアンとの戦いでついに彼女の最大の長所が判明する。

それが「知能」だ。

その後、図書館を目指す彼女たちの前には数々の困難や問題が待ち受けるが、かばんは持ち前の知能でそれらを解決していく、というのが前半の大まかな流れである。

つまり、身体能力はダメダメでも優れた知能を持つかばんと、身体能力が優れているがおつむが弱いサーバルは、お互いの長所と短所を補い合う関係というわけ。

 

さらに、俺がこのアニメを最も象徴していると思うのが第5話。

考えすぎてなかなか行動に移せない心配性なアメリカビーバーと、考える前に身体が動いてしまうせっかちなプレーリードッグがそれぞれ悩みを抱えていて、それぞれの人財の強みを的確に見抜いたかばんのフレキシブルなダイバーシティマネジメントによってウィンウィンなパートナーシップを築き、シナジーが生まれてベストなソリューションが実現された話。

この回を見て俺は思った。

そうか、この作品が伝えたいことはいわゆる「みんな違って、みんないい」という概念なのか。

人それぞれ長所と短所があるんだからかばんとサーバルのように互いに補い合って生きていけということか。

「フレンズによって得意なこと違うから!」というセリフはまさにその象徴だったというわけか。

まあこれが俺のただの思い込みなのかどうかは別として、この辺りから一気にこの作品に引き込まれた感じがした。

 

その後もかばんの快進撃は続き、物語はジャパリパークの謎に迫る最終章へ。

最終章はさっき言ったような「この作品が伝えたいこと」についてはあまり主張せず、ストーリーと伏線がメインの展開。

と思いきや、最後に度肝を抜かれた。

 

「みんな違って、みんないい」

「フレンズによって得意なこと違うから!」

「かばんとサーバルはお互いの短所を補い合う関係」

たしかに素晴らしい。

でも、この作品はそれで満足しなかった。

続きは明日更新予定のネタバレありの記事で。

就活

就活終わりました。

SEにはならないと決めていたのに、社会不適合者をこじらせすぎてSE以外にできる仕事がないから結局SEになってしまった。

おそらくとてもホワイトとは言えない企業だけど、完全週休二日という過労死ラインは確保してるし、世間的にもそこそこの企業だと思うのでとりあえず満足している。

売り手市場とやらの影響なのか知らんが巷で噂されているようなつらい経験も特になかったし、つつがなく終わってくれて本当によかった。

強いて言えばやりたいことがなさすぎて志望企業が一向に決まらなかったのが一番つらかったというか苦労した気がする。

で、この前内定者懇親会なるものに行ってきたんだけど、陽の者が2割、陰の者が2割、中間が6割くらいの至って普通な感じだった。

少なくとも大学よりはマシな環境というだけである程度は希望が持てるし、それなりに頑張ってみようと思う。

というわけで、来年からは勤務地および居住地および行動範囲が立川・調布・三鷹・中野・多摩センター・町田あたりになりそうなのでご縁のありそうな方はよろしくお願いします。

深夜アニメ検定

今日、QMAの深夜アニメ検定に挑戦してきた。

結論から言うと、めちゃくちゃ難しかった。

俺が見てるアニメは深夜アニメというくくりの中でも氷山の一角に過ぎないんだと痛感させられた。

俺が本気で高得点を狙うなら萌えアニメ検定くらいにジャンルを絞ってもらわないといけない。

あとは単純に、俺は早押しクイズやってる時も知識より押しで勝負するタイプなので、ペーパーとか検定のような知識で殴るタイプのクイズはあまり得意ではない。

せめて自分が見てるアニメの問題くらいは難問でもしっかり取れるようになりたいものだ。

というわけで、やっぱり自分と波長の合う問題が一番楽しいということに気付いたので、オタクの方々にはもっと青問を作ってほしいし、そのためには俺も積極的に青問を作らなければならないと思った。

あとはクイズ好きのオタクがもっと増えてほしいんだけど、そこは『ナナマル サンバツ』を見て影響を受けやすいオタクがクイズに興味を持ってくれることに期待している。

クイズに興味を持ってくれる人が何人か集まったら過去問を読んであげるので是非声をかけてください。

13連敗

皆さんご存知の通り、俺の贔屓球団である読売ジャイアンツが球団記録を更新して見事に13連敗を達成した。

もうここまで来ると悔しさすら感じないのでいい加減何とかしてほしいものだが、一旦悪い流れにハマるとそう簡単に抜け出せないということは野球ファンなら誰もが身をもって知っているところ。

 

野球というスポーツは単純な力比べや技術勝負ではなく、理論や流れやメンタルなどの目に見えない力の影響が大きく、そこが俺が野球を愛する理由の一つでもある。

特に近年では理論やデータという点にスポットが当てられていて、間違いなく最も頭を使うスポーツになっていると思う。

考えてもみてほしい、ピッチャーがどんな球を投げてバッターがどんな打ち方をして野手がどんな守備をして走者がどう動いたのか、一球ごとに全て事細かく記録しているスポーツなんて他に存在するか?

しかもこれは何もプロの世界に限った話ではなく、精度の差はあれど小学生の試合でも当たり前のように記録されている。

つまり、野球というスポーツの中には、打ったり投げたり走ったりすることと同様にデータを記録して分析することが組み込まれているのだ。

さらに、コンピュータ技術や統計学の進歩に伴い、旧来の分析システムを見直したセイバーメトリクスという指標が開発されるなど、より正確なデータ分析ができるように日々改善されており、野球学の発展には目を見張るばかりである。

 

そして、俺が野球を愛する大きな理由はもう一つあり、それはどんな選手でも必ず活躍のチャンスがあるということだ。

極端な言い方をすれば、チビでもデブでもヒョロでもノロマでもハゲでもできるスポーツだということ。

大抵のスポーツでは、足は速い方がいい、背は高い方がいい、力は強い方がいいなど、単純明快なパラメータが存在するだろう。

もちろん野球においても全てのパラメータが高いに越したことはないけど、野球の場合は一つのパラメータが低くても他のパラメータを特化させればそれだけで評価されるし、場合によってはパラメータの低さを逆手に取って利点に変えることもできる。

前者に関しては単純で、プロ野球でホームランを量産しているスター選手の中にはそこら辺にいる中学生より足が遅い人もいるだろうし、逆にホームランを一本も打ったことがなくても守備の技術を買われてプロ野球でレギュラーを張ってる選手もいる。

何なら絶望的に野球が下手くそでも足が速いだけで代走として重宝されることだってある。

後者の例を挙げると、たとえば背が小さい選手はストライクゾーンが狭いので投手を嫌がらせることができるし、太りすぎている選手でも捕手を務めれば投手から安心感があって投げやすいという評判を得られたりする。

要は「みんな違って、みんないい」ということ。

ところで、最近俺がこの「みんな違って、みんないい」というメッセージを強く感じたものにアニメ『けものフレンズ』があるんだけど、この話はまた今度にします。

クイズ

昨夜、Skypeで行われる音ゲークイズ大会( #カリンの音ゲークイズ )に参加した。

この大会は今回で9回目の開催となり、いい加減クイズのネタも尽きてきているということが懸念されていたが、なんだかんだ皆いろいろ作ってくれて今回もガッツリ楽しむことができた。

というわけで実は1年くらい前から音ゲーに限らずクイズというものにハマっているんだけど、多分仲の良い人でもあまり知らない事実だと思うし、こういうことを積極的にブログに書いていくべきなんだろうなあと思った。

まず音ゲークイズの第1回大会に参加したことがクイズに触れるきっかけとなり、その後も音ゲークイズ大会に参加しているうちに音ゲーと関係のない普通のクイズを勧められ、その時に読ませてもらったのが競技クイズを題材にした漫画『ナナマル サンバツ』だった。

ナナマル サンバツ』は非常に俺好みかつ面白い作品で、来期からは待ちに待ったTVアニメも放送されるのでオタク各位には是非見ていただきたい。

アニメ『ナナマル サンバツ』公式サイト

さすがに今から競技クイズのガチ勢になろうとは微塵も思わないけど、クイズの面白さに関しては十分に伝わってきたので、今は時々クイズ好きの人たちと主にSkypeで早押しクイズやイントロクイズなどに興じていて、気が向いたら作問の方もやってみたりしている。

ところで、やはり音ゲーマー的にはクイズと聞いてまず思い浮かべるのが『クイズマジックアカデミー』(以下QMA)ではないだろうか。

QMAには検定試験というモードがあり、かつてBEMANI検定やひなビタ♪検定が開催された時には実際にプレーした人も多いと思う。

その検定試験モードで6月9日より深夜アニメ検定が開催されるらしい。

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昔ちょっとQMAをかじった経験に基づくと、QMAのアニゲジャンルの問題はどうも世代が古かったり俺があまり見ない傾向のアニメが多かったりして正直苦手意識すらあるんだけど、今回に関しては『アニメ』ではなく『深夜アニメ』と限定されていることや、キービジュアル(上の画像)のパロディ元の傾向などから、結構イケるんじゃないかと思っている。

というわけで6月9日の夜、例によってSkypeで深夜アニメ検定対策会とやらを行うらしく、そこで出題する問題を作問しているので、興味がある人がいたらコメントなりリプなりください。

自己紹介

とりあえず一発目ということで自己紹介代わりにオタクになったきっかけを語ってみようと思う。

 

今でこそこんな社会不適合者になってしまった俺だが、実は中3までは結構真面目に人生をやっていたという黒歴史がある。

小4から野球を始めて、そこそこ上手かったので中学でも普通に野球部に入部し、野球以外には特にこれといった趣味もないような平凡な毎日を送っていた。

そして中3の夏に野球部も引退を迎え、受験勉強に精を出す毎日が始まったわけだが、いくら真面目に人生やってたと言っても昔から根はクズなので勉強なんかするはずもなく、ひたすらニートのように暇を持て余していた。

そこで、当時テレビっ子だった俺は一日中ゴロゴロしながらテレビを見て過ごすことにしたのだが、平日の昼間は面白い番組がやっていないので、ケーブルテレビのANIMAXというチャンネルで『名探偵コナン』や『ケロロ軍曹』や『忍たま乱太郎』などといった大衆向けアニメを見ていることが多かった。

そんなある日、何かのアニメを見たあとにたまたまANIMAXをそのまま垂れ流しにしていると、名前も聞いたことのないアニメが始まり、あまりにも暇だった俺はそのアニメをボーっと見ていた。

すると、登場人物の名前や設定すらわからないというのに何となく面白くて、気付いたら2話連続放送の2話目が終わっており、俺は明日からもこのよくわからないアニメを視聴することにした。

何を隠そう、そのアニメこそが『ハヤテのごとく!』だったのである。

そして、毎日『ハヤテのごとく!』を見ているうちに俺は気付いてしまった。

もしかしてこれはいわゆる"オタク"というやつなのではないか?

もしかして"オタク"というやつは結構面白いのではないか?

それからというもの、俺はANIMAXでオタクっぽいアニメを探しては視聴し、インターネットでオタクについて調べ、本屋に行ってオタクコーナーを眺め、オタクに関する知見を深めていった。 

そして、晴れてオタクになった俺がまず取った行動というのがブログであった。

家族や友達にオタクと呼べる人間が一切いなかった俺は、『ハヤテのごとく!』についてとにかく誰かと話がしたいと思い、中2の頃にクラスで流行っていたアメーバブログの存在を思い出した。

どうやら『ハヤテのごとく!』というアニメはなかなか人気が高いらしく、俺はアメーバブログを通じてたくさんのオタクと交流を深めることに成功した。

そして、もちろん俺の興味の対象は『ハヤテのごとく!』だけに留まらず、夏休みから高校入学までの半年間を利用して『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』『けいおん!』『化物語』『とらドラ!』『生徒会の一存』『バカとテストと召喚獣』『みなみけ』といった有名どころのアニメを次々と視聴し、オタクとして成長していった。

高校入学をきっかけにガラケーを購入し、ワンセグでリアタイ視聴を開始したことでまた一つオタクとしてステップアップし、入学後すぐにバイトを始めて経済的な余裕ができたところで漫画やラノベなどを積極的に購入するようになった。

高校でオタクの友達ができたおかげでリアルでもアニメの話ができるようになり、その友達の影響で高2の時にはjubeatに手を出し、俺は順調に社会不適合者への道を歩み始めた…

 

というわけでいきなり結構な長文になってしまったけどこんな感じで今までの人生を送ってきました。

また何かネタがあったら更新しようと思います。