2017夏アニメ感想

夏アニメが終わってしまったので、1作品ずつ感想を書いていきたいと思う。

一応順番はランキングになっているけどまあ目安程度に。

 

NEW GAME!!

原作読んでるから知ってたんだけど、2期は1期以上の神アニメだった。

コンペの件も新入社員の件も本当に面白いし、本当にアツいし、本当に泣ける。

特に第6話のサブタイトルにもなっている「あぁ……すごいなあ…… 」のシーンが最高に好き。

あとねねっちとなるっちの話は全部好き。

当然最終回の舞台挨拶のシーンもめちゃくちゃ好き。

というわけでこのアニメ、本当に好き。

今までの人生で見てきたアニメの中でもBEST10に入りそうなアニメ。

 

アクションヒロイン チアフルーツ

放送開始直前までノーマークだったが、とても良いアニメだった。

ストーリーもギャグも面白いし、何より女の子同士の友情がアツい。

特撮を見たことがないのでパロディーネタを半分も理解できなかったのが残念だが、それでも十分面白かった。

百合的にもギャグ的にも黒酒路子というキャラクターがすごく好き。

 

セントールの悩み

1話冒頭でいきなり女の子同士がキスするのズルいでしょ。

しかもあとからガチの百合ップルまで登場するという百合好きにはたまらないアニメ。

内容としては日常系アニメに近いけど、ディストピア感のある設定とちょくちょく挟んでくる風刺が良いアクセントになっていて面白い。

ただ、日常とシリアスのバランスが回によって結構異なるので、シリアスが多めの回だと個人的にちょっと物足りなかったりもした。

反対に、3話と11話は回単体で言えば今期最高レベルの神回だった。

 というのも、この作品のサブキャラクターに「ちーちゃんズ」という、『にゃんこデイズ』のまー、しー、ろーのような三つ子がいて、彼女らが登場するとかわいいわ面白いわでもう最高。

幼女が好きな人はとりあえず3話まで見てみてほしい。

欠点を挙げるとすれば、セリフとセリフのあいだに妙な間があってすごくモヤっとするのと、特に後半において作画が安定していないところ。

まあ制作しているのが数年前に設立したばかりの中国のアニメ制作会社なのでその辺は目をつぶっていただきたい。

あと、OPとEDがめっちゃいい。

 

はじめてのギャル

八女ゆかな最高。

最初は俺も主人公と同じで、エロいなあとか股が緩そうだなあみたいな感情を抱いていたんだけど、回を追うごとにゆかなの本当のかわいさや内面の美しさに惹かれていくようになった。

ただエロいことに変わりはないのでもっと主人公とエッチなことしまくってほしい。

原作のストックに対して尺が長かったせいか、主に序盤において展開が遅くて間延びしてしまっていたのがマイナスポイント。

 

ゲーマーズ!

正直1話の途中で切りかけていたが、1話の終盤で予想外の展開になり、気になってそのまま見ていたらどんどん面白くなった。

序盤は視聴者の予想に反してなかなかラブコメ路線に入らず、ひたすら男同士の友情を深める主人公を見て、このアニメ女の子いらないなと本気で思っていた。

しかし、中盤以降はラブコメどころかアンジャッシュばりにすれ違う多角関係を描いていて、正直俺は理解するのを諦めたが、よくもまあこんなカオスな展開が思いつくものだと感心した。

星ノ守千秋と星ノ守心春の姉妹が好きだったが、他のキャラもみんなかわいいし、ギャグも面白くてなかなか良いアニメだった。

OPが覇権。

 

サクラクエスト

1クール目を見ていた時は正直あまり面白くないと思っていたけど、2クール目で「クエスト」が始まってから飛躍的に面白くなった。

特に17話と18話は秀逸で、何回も見返してしまうほどの出来だった。

最後も上手くまとまって、ラストシーンでは思わずうるっと来てしまった。

いくつかの欠点を差し引いても、結果的にはなかなか良い作品だったと思う。

 

ナナマル サンバツ

原作が神だからストーリーは当然面白かった。

競技クイズという題材もアニメというメディアにマッチしていて良い感じだった。

ただ最後第3ラウンドで突然終わって敗者復活と決勝がまるごとカットされたのはちょっと残念だったなあ。

川島海荷さん職場体験お疲れ様でした。

 

カイトアンサ

ナゾトキネ』の続編として制作されたこのアニメだが、『ナゾトキネ』に比べてナゾ要素がかなり削られ、パロディー満載のギャグアニメになっていた。

どれくらい削られたかというと、そもそもナゾ自体が出題される時の数秒と解く時の数秒しか画面に映らない上に、一言も解説せずに解いてしまうので答えを知りたい人は公式サイトで確認するしかないといった具合。

個人的にはナゾにそこまで興味があったわけではないので大してマイナスにならず、むしろギャグの方が結構面白かったので『ナゾトキネ』よりも断然良いアニメになっていると思った。

パロディーもなかなか攻めていて、特に最終回の怒涛のパロディーネタラッシュは思わず声を出して笑ってしまった。

俺は『ナゾトキネ』も好きだけど、『ナゾトキネ』を見ていない人や切ってしまった人はこちらだけでも見てみるといいかもしれない。

 

賭ケグルイ

この作品には『ライアーゲーム』のような頭脳戦を勝手に期待していたので、その期待が外れたのは若干残念だったけど、普通に面白かった。

賭ケグルイたちによるギャンブルも去ることながら、ある意味ギャグアニメとしても楽しむことができた。

ただ、最終回に関しては尺の都合上仕方ないとはいえちょっと拍子抜けしてしまったかな。

 

天使の3P!

ロウきゅーぶ!』を手がけた蒼山サグてぃんくるのコンビということで、原作の1巻から読み続けてきた作品がついにアニメ化されたわけだが、可もなく不可もなくといった出来だった。

ロウきゅーぶ!』のメインキャスト6人をしっかり全員登場させたことには感動した。

 

てーきゅう

いつもの。

 

異世界食堂

タイトルにNGワードの「異世界」が入っているので本来ならば俺が見るはずのないアニメ。

ただ、どうやら異世界要素はオマケ程度で基本的には飯を食うアニメっぽいので、飯アニメが好きな俺は楽しんで視聴していた。

しかし第4話、何と異世界どころか完全なる人外でもちろん人間の言葉も話せないという種族が登場した。

すると、突然ナレーションが登場してその種族の設定や生態、挙句の果てにはこのアニメ一番の見所である飯の感想をひたすら朗読し始め、俺の異世界アレルギーがアナフィラキシーショックを発症した。

というのも、俺が異世界モノを嫌う理由の一つに「冗長な設定の説明」がある。

中二病ラノベにありがちなひたすら設定を羅列している地の文を見ると、作品じゃなくて作者が出てきて自分の作った設定を自慢しに来てるように感じてしまって身体がむず痒くなる。

話が逸れてしまったが、結局このアニメも「なろう」原作なだけあって異世界要素は決してオマケじゃないんだな、と痛感させられた。

あとは毎回新キャラが登場しては飯を食って美味いと言うだけのワンパターンな展開に飽きてしまったというのもあり、最後の方はキャラのかわいさだけを見ている感じだった。

トホホ…もう異世界はこりごりなん…

 

アホガール

俺はこの漫画の作者であるヒロユキの作品『ドージンワーク』『マンガ家さんとアスシタントさんと』が好きなので、実はアニメ化が決定する前にこの漫画を読んでいたのだが、つまらなくて読むのを断念したという過去を持っていた。

しかし、晴れてアニメ化されるということでこの機会に見てみることにした。

感想としては、やっぱりあんまり面白くなかった。

というのも、「アホガール」こと花畑よしこにまつわるギャグが基本的によしこのアホさに任せた勢いだけのギャグになってしまっているのが何とも。

もちろんそういうくだらないギャグが好きな人もいるので、面白くないというよりは単に俺の好みに合わないというだけの話なのだが。

ただ、逆に言えばよしこ絡み以外のギャグは普通に面白くて、特に委員長が出る回は結構好きだった。

どうしてもヒロユキの過去作品と比較してしまうが故の低評価といったところだろうか。

 

捏造トラップ-NTR-

ひたすら百合を邪魔してはディスってくる男キャラがいてそいつにヘイトが溜まるだけのアニメ。

 

クリオネの灯り

俺の好きな百合アニメ『くっつきぼし』を制作した石川プロが監督を務めると聞いて見てみたが、正直クソアニメだった。

ところで、最近世間で「クソアニメ」という言葉がよく用いられているが、この言葉は使用者の意識にかなりの幅があるので誤解を生みやすいと思う。

現在の用法では、一口に「クソアニメ」と言ってもいわゆる「愛すべきクソアニメ」から「ただの駄作」までの範囲をカバーしているが、この範囲は「神アニメ」から「普通のアニメ」くらいの幅があると個人的には考えている。

したがって、使用者は前者の認識で使用したのに受け手は後者の認識で捉えてしまったり、その逆が起こったりして、齟齬をきたす原因となっているので、この単語を用いる際は十分に注意してほしい。

話を戻すと、このアニメはクソアニメの中でも「ただの駄作」に近いと思った。

まず、アニメとしてのクオリティーが低い。

ただし、これは明らかに低予算で制作されているアニメなので致し方ない部分もあると思う。

次に、声優のキャスティングが下手。

本作の主人公であるミノリの声を演じるのが乃木坂46松村沙友理で、当然声優の経験はほぼ皆無。

しかし、主人公ながらセリフが少なく、あまり感情を表に出すキャラクターでもないので、彼女の声はそこまで気にならなかった。

某クイズアニメの某ヒロインを演じた某女優より全然マシだった。

問題は本作の実質の主人公とも言えるタカシの方で、声を演じたのは声優の経験が一切ない俳優の大平峻也。

ミノリと違ってセリフが多い上に感情的なキャラクターなので、演技の未熟さが際立ってとても聞いていられなかった。

そして肝心のストーリーは、どうやらインターネット上で泣けると話題になった小説を原作としているらしいのだが、これが一番お粗末。

原作の方は読んでいないし、このアニメを見せられては読む気にもなれないのでわからないが、少なくともアニメの方は見ていてひたすら虚無になるような展開だった。

一生懸命制作したであろうアニメを批判するというのはあまり気分が良いものでもないのでこれ以上詳しく語りたくはないが、久々にとんでもないアニメに出会ってしまったという感じだった。

 

というわけで、今期は15作品を視聴した。

ショートアニメが多かったおかげか、本数としては自己最多に近い数となった。

もちろん単純に面白いアニメがたくさんあったのも事実なので今期はかなり豊作と言えるだろう。

ただ、全体的にどのアニメも面白くてレベルが高かった割には、続編である『NEW GAME!』を除くと飛び抜けて面白いと思ったアニメがなかったことに対して少し寂しさも感じてしまった。

昨々期は『けものフレンズ』、昨期は『エロマンガ先生』という圧倒的覇権アニメがあっただけに尚更である。

まあ俺が見てないアニメでめちゃくちゃ評判良いアニメがいくつかあったからあんまり共感してくれる人はいないだろうけど、個人的にはそんな感じのクールだった。

 

最後に来期視聴予定のアニメを期待度順に書いておきます。

干物妹!うまるちゃんR

つうかあ

食戟のソーマ 餐ノ皿

このはな綺譚

妹さえいればいい。

少女終末旅行

ラブライブ!サンシャイン‼ 2期

アニメガタリズ

ブレンド・S

僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件

結城友奈は勇者である 2期