春アニメが終わってしまったので、1作品ずつ感想を書いていきたいと思う。
一応順番はランキングになっているけどまあ目安程度に。
『エロマンガ先生』
大人気ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』でタッグを組んだ伏見つかさ先生とかんざきひろ先生が手がけたことと、インパクトのあるタイトルからずっと気になっていた作品。
タイトルが『エロマンガ先生』だからと言って、内容がエロアニメというわけではないだろうと思って見てみたら、何とエロアニメだった。
まず、「おちんちん、大好きですけど」というセリフで、神野めぐみに一目惚れしてしまった。
そして、山田エルフが回を追うごとにどんどん良い味を出してきて完全に好きになった。
さらに、ボクっ子という点を差し引いても魅力が溢れる高砂智恵も好き。
こんなにかわいいキャラがたくさんいるだけでも異常なのに、彼女らはこの作品のサブヒロインに過ぎない。
何を隠そう、この作品のメインヒロインはエロマンガ先生こと和泉紗霧なのである。
顔、仕草、セリフ、性格、声、すべてがかわいい。
どうやったらこんなにかわいいキャラを生み出せるのか、もはや恐ろしい。
そして、アニメの出来も素晴らしい。
まず当然のように話は面白い。
作画は妥協せず動かしているのに一切の乱れがない。
OP・EDは映像を含めて至高のもの。
声優の演技も申し分ない。
そして、何と言ってもキャラのかわいさを表現するのが上手すぎる。
非の打ち所がない、完璧なアニメ。
『ひなこのーと』
コミックキューン原作ということで、ほのぼの日常系アニメかと思って見てみたら、何とエロアニメだった。
それにしてもとにかくキャラがかわいい。
作画も終始安定していてすごく良いアニメだった。
制作会社のパッショーネはこれまで制作したアニメが3本しかなく、しかもそのうちの一本が悪評高い『RAIL WARS!』ということで心配だったけど、本作でかなり株を上げた。
内容に関しては、「かわいい女の子たちの日常を楽しむのに差し障りない程度」といった具合のストーリーで、ほとんど頭を使う必要がないのが良い。
ただ、あの申し訳程度のノート要素には果たして意味があったのだろうか…
OP・EDが非常に個性的で、一度聞いたら頭から離れないくらい中毒性が高い。
ひなゆあ最高。
『つぐもも』
最初はあまり見る気がなかったけど、見て良かったと思えるアニメだった。
俺は魔法やファンタジーはほとんど見ないんだけど、実は妖怪や幽霊の類は意外と嫌いじゃなかったりする。
この辺りは小学生の頃に『地獄先生ぬ~べ~』を読んでいた影響だろうか。
というわけで、本作は付喪神や妖怪をテーマにしたアニメなのだが、何とエロアニメだった。
原作はR指定されてもおかしくないレベルのエロマンガなので、それに比べればだいぶ自重はしているけど、それでもエロいものはエロい。
それは置いといて、後半は結構アツいバトル展開だったりしたけど、バトルものが苦手な俺でもそれなりに楽しめるくらいには面白かった。
桐葉さんもかわいいけどブラコンの霞お姉ちゃんが好き。
『恋愛暴君』
そのノートに名前を書かれた者は必ずキスをするという「キスノート」を使って色々するアニメなのだが、何とエロアニメだった。
ていうか、物語の根幹に関わる部分がそんな安直なオマージュでいいのか。
まあ途中からはノートの存在を忘れてひたすらラブコメしてたけど。
とにかく樒さんがエロすぎる、Mなら絶対好きになるキャラ。
前半はコメディ要素が多くて面白かったけど、後半で少しシリアスになりすぎて評価を落としてしまった。
OPとEDが素敵。
『サクラクエスト』
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』に次ぐP.A.WORKSお仕事シリーズ第3弾ということで、超期待作。
しかし、期待が高すぎたゆえに、どうしても厳しい評価になった。
このアニメを見ていて、つまらないと思ったことはほとんどないんだけど、逆に面白いと思ったこともあまりなく、何だか淡々と物語が進行していくだけの無機質なアニメという感想を抱いてしまった。
起承転結というかメリハリというか、物語の抑揚が足りない気がする。
やっぱりお仕事シリーズといえば何かトラブルが起きて万策尽きた状況を主人公が頑張って何とか乗り切るというのが一番面白い所だと思う。
ただし、本作は2クール作品なので、もしかしたら2クール目から化けるタイプのアニメかもしれない。
今後の展開に期待。
例の紐で一世を風靡したアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』から例の紐要素をほとんど取り去ってしまったスピンオフ作品なのだが、何とエロアニメだった。
アイズ・ヴァレンシュタインが所属するロキ・ファミリアをメインに据えた本作は、主人公がレズなので大変よろしい。
『ダンまち』も本作も魔法やバトルといった俺の苦手な要素がふんだんに盛り込まれているけど、キャラがかわいいので何とか目をつむって見ている。
だからストーリーに関してはそこまで気にしていないと言いたいところだが、さすがにちょっとお粗末な出来だったかなあと思う。
ヘスティアがほとんど出ないせいでキャラの魅力度という点でも『ダンまち』には劣ってしまうし、全体的に低評価気味だった。
大人気アニメ『冴えない彼女の育てかた』の2期という本作だが、何とエロアニメだった。
1期と同様、1話の放送前に配信された0話がもうびっくりするくらいエロいし、本放送も普通にエロい。
特に詩羽先輩がヤバすぎる。
内容の方は、主人公の安芸倫也にひたすらヘイトが溜まるので低評価。
ハーレムものは主人公に好感が持てないと何をやってもダメ。
アニメ『七つの大罪』の続編かと思って見てみたら、何とエロアニメだった。
乳首の作画が美しすぎる。
しかも男が出てこないので全て百合。
この2点を見ると、「特乳技術」という乳の作画のみを専門に監修するスタッフを配置したことでも知られるアニメ『ヴァルキリードライヴ マーメイド』に近いかもしれない。
しかし、2回の総集編を挟んだせいで未だに最終回を迎えられていないという残念っぷり。
まあ作画の下手なエロアニメほど見てて虚しくなるものもないので、総集編を挟んででもクオリティーには妥協しないでほしい。
さらに、本作は後半からストーリーがやや崩壊ぎみに。
まあ元々ストーリーを楽しむアニメではないのでそれも許せる。
俺が許せないのは、スケベなシーンが回を追うごとに減っていることである。
作品の本質を見失わないでほしい。
ちなみに、アニメ『七つの大罪』は見たことがない。
タイトルに「交わる」「色欲」といった単語が使われているので、もしかするとエロアニメなのではないかと思って見てみたら、何とエロアニメだった。
しかしこのアニメ、肝心の交わるシーンになると「TERA劇場」という意味不明なコーナーが始まり、「TERA劇場」が終わると交わりも終わっているという、何とも消化不良なアニメである。
作品の本質を理解してほしい。
というわけで、今期は以上9作品を視聴した。
『エロマンガ先生』が俺の人生の中でもTOP10に入る神アニメだったことが強く印象に残ったけど、それに霞まないくらい他の作品も良作揃いだった。
あと主題歌が良い曲ばかりだったのも素晴らしい。
今日からは頭を切り替えて夏アニメをバンバン見ていこうと思います。