オタクとカネ

前回の記事で、アニメの放送が終わってから時間が経つとどうしても忘れてしまうという話をしたけど、好きなアニメの放送が終わってしまったあとの行動について話したいと思う。

もちろん好きな作品は定期的に見るのが理想なんだろうけど、俺はそもそも同じ作品を何度も見るより色々な作品を見たいタイプだし、単純に時間が限られているのでなかなかそういうわけにもいかない。

そこで俺は、好きな作品に関しては書籍を購入することで繰り返し楽しむようにしている。

ただ、漫画や小説に関しては、レンタルショップで借りたり、漫画喫茶で読んだり、古本を購入したりできてしまうので、購入を決意するハードルが結構高い。

更に言い訳をすると、俺の部屋はとても狭いので、たくさん漫画を買っても置く場所がないというのも理由の一つである。

そこで、来年度から社会人になることで経済的な余裕もできて、一人暮らしを始めることによって大きな本棚を置くこともできるようになるので、今まで購入に至っていなかった漫画を徐々に揃えていきたいという密かな野望があったりする。

まあ漫画や小説の話は置いといて、実は俺が積極的に購入している書籍というのは公式ガイドブックや設定資料集の類である。

これらの書籍を購入するメリットの一つは、原作の購入と違ってアニメの制作スタッフに直接お布施をすることができるという点であり、これは円盤に対する購入意欲があまり湧かない俺にとっては結構大きなポイントだと思っている。

つべこべ言わず円盤を買えという意見はごもっともなんだけど、好きなアニメに貢献するための行動が円盤の購入に一本化されている現状にこそ俺は異を唱えたい。

深夜アニメの視聴者は比較的年齢の若い層が多いにも関わらず、お布施が一口7000円程度、しかもコンプリートしないとあまり意味がないので実質50000円近くなるというのはいかがなものかと思う。

しかも、BDと言ってもぶっちゃけてしまうと自宅のテレビで録画すれば製品に近いものがほとんどタダで手に入ってしまう。

もちろんアニメを作るための労力を考えれば妥当かむしろ安いくらいなのかもしれないけど、消費者心理としてはどうしても敷居が高いと感じざるを得ない。

そこで制作側はBDの特典を豪華にすることで購入意欲を促すようになったが、個人的にはそんな抱き合わせ商法まがいのことをするくらいなら少し高くてもいいから特典だけで売ってくれと思ってしまう。

まあレコード会社や各方面との兼ね合いもあるので不可能だろうけど。

 この辺の金の動きとか、最近話題のアニメーター薄給問題とか、結局オタクや現場の人間が何を言ってたところで、製作委員会とか出資企業とかお上の方が動かない限りどうしようもないのかね。

とりあえずアニメーター各位は自分の担当したカットと振込先の口座番号を教えてください。