セルリアンに食べられたサーバルをかばんが助けに行くシーン。
走って、木を登って、空を飛んで、泳いで、サーバルを助けた。
足は遅い、木は登れない、空は飛べない、泳げない、ダメダメだったかばんが。
8話でペパプライブを見るために木に登っていたのを思い出した。
きっとサーバルに教えてもらったんだろう。
セルリアンに食べられて輝きになってしまったかばんをサーバルが助けるシーン。
火を付けた紙飛行機を飛ばして、かばんを助けた。
地図をケースから取り出すことすらできなかったサーバルが。
1話でヨレヨレの紙飛行機の山を抱えていたのを思い出した。
きっとかばんに教えてもらったんだろう。
というわけで、結局何が言いたいかというと、二人は短所を克服したということ。
かばんとサーバルはお互いに短所を補い合っててすごいとか言ってた自分が恥ずかしくなった。
二人は旅の間ずっとお互いの良い所を見て、真似して、吸収して、努力して、自分のものにした。
時が止まったようにゆっくりと飛んでいく紙飛行機を見ながら俺はそれを理解して泣いた。
そしてボスが海に沈むシーンで当然泣いた。
ただ、ボスの遺品を拾ってかばんとサーバルが泣くという感動シーンを一瞬でギャグに切り替えるあたりはやっぱり『けものフレンズ』だなあという感じ。
このアニメは何が何でもハッピーエンドで終わらないと、という意志を感じる最終回だった。
なんか相当ヤバい文章になってる気がするけど久々にアニメの感想というものをガッツリ書けて満足した。
次はこういうクサいやつじゃなくてひたすらこのキャラがかわいいみたいなことを言い続ける感想を書きたい。